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       音のない一葉
貝になればいい

砂は風になって
風はキミになった
キミは恋になって
恋は空高く砕ける星屑になった

裸足を波にしずめて ひとりはしゃぐ
意味もなく腹を抱え笑う
僕らは海を求めて 性懲りもなく
砂浜で膝を抱えてた

午後4時すぎには
溶けた夕陽がキミの瞳にまじりあう
少しだけさむい
だけどちょっと待って もう少しここで

砂は風になって
風はキミになった
キミは瞳をとじて
僕を黙ってうけいれてくれた first day

孤独は人の心に ゆっくりつもる
気がつけば雪かきできない
僕らはそこで気がつく もう子供じゃない
さよならの似合う生き物だ

ただ もしキミなら
軽い孤独は海になげうってでも
二人で居るのを
楽しもうとしたでしょ 「そうじゃなきゃ駄目だ」って

砂は風になって
風はキミになった
キミは扉をとじて
二度と戻ってきてはこなかった
あきれた?






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