音のない一葉
さよならジミー
笑うのも泣くのも少し疲れたって
世界の隅で泣きそうな顔してた
崖っぷち飛び出すジミーの背中は
どんなものより真実だったんだ
パーティーをはぐれて部屋を追い出されて
好きだった子は誰かと遊んでた
帰るべき所も今は見つからない
誰もいない浜辺にたどりつく
ボロボロにいかしたバイクと にがいくわえタバコ
あの眼差し おまえに見せたかった
負け犬じみた気持ちで静かな海辺をあるく
古びたネイビーシャツにうつった
何よりも純粋な朝の光
不器用なあいつを笑い話にして
後ろ指さすエリートがいたんだ
アルコール飲んで何がわかるんだろう
ビール瓶でそいつを殴りつけた
SEX DRUG MONEY それだけだった
いい意味でも悪い意味でもね
憧れの的だったエースも朝になれば
ネクタイ締めて 皮肉に働いてる
僕はただ楽しく踊って 歌っていたいだけだった
この気持ちを 手放せないままで
くわえタバコで膝を抱えてあの子を見てた
あの子は後ろ指さして笑った
誰よりも純粋に傷ついてた
風になるまで ぶっとばせ アクセルを踏んで
ブレーキを壊して 振り返らないで
輝いた光につつまれて
本当の風になるまで
純粋な風になるまで
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