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       人体実験
ERA

SUICI…の君は 細い手首ひろげて
空を祝う 祝う 祝う
水彩にレモネード 混ぜて描く静物画
何を映す 映す 映すのか

呼吸が乱れて それ以上 何もできない
宇宙でたったひとつの真実だった
愛という言葉も クォークまぎれて消えちまう

沈みたい おまえに おぼれたい 深くまで
泡となってもいいくらい 水分がほとばしる

溶解の日々は 0を分岐点にして
何処へ向かう 向かう 向かう
妖怪のような 顔の知れない寒さが
俺をはじく はじく はじいてる

群雲かくれた 月影がダンス躍るよ
けれども僕は一緒に躍れやしない
愛という言葉が 重くのしかかるのはなぜ

壊したい おまえを 壊れたい 2人で
鰓呼吸の魚が 海底をさまよう

結局 僕らは 最期まで 見つけられないんじゃないか
何も手に入れられないんじゃないか
悲しくなって 君の羽根に 膝をいれる
膝をいれる 膝をいれる
膝をいれて 泣きじゃくる
息ができない できないんだ 不思議さ



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