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       音のない一葉
蒼い惑星

いつも笑顔をうかべてたキミが
その瞳から涙をこぼすなんて…
夜の隅へと逃げる二人から
これ以上なにを奪うのだろう

荒れた理由は雨にかき消され
道しるべさえ もう見つからないね
ためらいがちに踏み込んだ夜
キミは泣いた 「もう子供じゃない」

限りないやさしさで僕は
キミを感じてた
永遠をそっと祈りながら
キミを愛してた

渡り廊下で駆け抜ける影を
胸の痛みと静かに見つめていた
知らないうちにずいぶんときれいに
それにずいぶんと遠くになった気がする

うつむきながら顔をうずめてきた
あの熱は今もこの胸に
それは はかないカゲロウみたいだった
いつまでも逃げられると思った

やさしさのふりをして僕は
キミを傷つけた
永遠をずっと信じながら
キミを連れだした

限りないやさしさで僕は
キミを感じてた
やさしさのふりをして僕は
キミをこわしてた


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